

“ケアマネ芸人”、ノン老いる小林の介護・言いたい放題
加算創設は朗報?ケアマネの処遇改善の「光と影」
- 2026/02/13 09:00 配信
- “ケアマネ芸人”、ノン老いる小林の介護・言いたい放題
- ノン老いる小林
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座右の銘は 「幸生老道笑(こうせいろうどうしょう)」 。幸せに生きる老いの道は笑いにあり。
どうも、“ケアマネ芸人”のノン老いる小林です!
全国のケアマネジャーの皆さま、今日も笑顔で参りましょう!
衆院選は自民党の圧勝に終わりましたね。これからの政権にケアマネの未来を託せるのか、それをウォッチすることが今後の楽しみの一つになりました。
さて、“ぬか喜び省”…、あっ、失礼、厚生労働省がまたまた「ツンデレ」なニュースをぶっ込んできました。そう、ケアマネの処遇改善ですっ!
衆院選をにらんだパフォーマンスか、はたまた単なる気まぐれか!?今までずっと蚊帳の外で、“お留守番状態”だったケアマネに急にスポットライトが当たり、思わず、「えっ、私たちのこと、ようやく思い出してくれたんですか?」と、元カノからの突然のLINE並みに動揺しています。(あの子かなぁ、この子かなぁ…)
しかも、6月からは正式な加算として継続されるとのこと。半年間の「期間限定バーゲンセール」かと思ったら、そのまま「通常営業」に突入するという、嬉しいような、恐ろしいような展開なのです!
そこで今回は、処遇改善の「光と影」について、経営者目線で言いたい放題しちゃいます!
「介護報酬の15%」という数字の魔術
まずはお金の話。数字が苦手な方、電卓片手に深呼吸してついてきてくださいね。
今回の補助金は、昨年12月サービス提供分の介護報酬の総額に交付率15.0%をかけ合わせ、半年分の金額を算出することになっています。
例えば、スタッフ4人の居宅介護支援事業所(特定事業所加算Ⅱ、利用者160人)の場合。
要介護1・2(100人)+要介護3・4・5(60人)=請求総単位260,620単位
その15%=39,093単位(半年分の補助金合計)
1カ月あたりの補助金=6,515.5単位
1人あたりの補助金=1,629単位(端数を四捨五入)
これを静岡市の地域単価(10.42円)で計算すると、月額16,974円也(端数を切り捨て)。
「おぉ、意外ともらえるじゃん!」と思ったあなた…甘いっ!キャラメルマキアートより甘いっ!!!
厚労省さんはこう言っています。「基本給による賃金改善が望ましい」と。
はぁ~(怒)。あのねぇ、最初は5月までの補助金としてスタートするわけです。半年足らずの補助金で基本給を上げちゃったら、その後どうするんですか!?
一度上げたものを、「補助金終わったので来月から下げま~す」なんて言ったら、スタッフのモチベーションは地の底、労働基準法的にも真っ黒に近いグレーですよ!
「6月から加算になるから大丈夫でしょ?」という声も聞こえてきそうですが、加算の詳細はまだ闇の中…。“ぬか喜び省”のことだから、さらに面倒くさい書類作成を追加してくるかもしれません!!(知らんけど)
「とりあえず走り出せ、道は走りながら作る!」という、昭和の根性論みたいなムチャ振りをされているのが経営者の現状なんです。
実際は「ビッグ●ックセット10回分」?
給与が上がるのは喜ばしいですよ、はい。でも、ここには所得税、住民税、社会保険料という、給与明細の中で最もがっかりする“三大天敵”が潜んでいます。
社会保険料の会社負担分を含め、ざっくり35%引かれると仮定しましょう。
すると、スタッフの口座に振り込まれるのは実質1万円ちょっと。1カ月死に物狂いで働いて、「ビッグ●ックセット10回分」だなんて…。厚労省の皆さん、せめて「豪華ホテルランチ3回分」は残るように設計してくれませんかね?
そして、ここからが本題。この「1万円」をスタッフに届けるために、経営者がどれほどのコストを払っているのか、厚労省の皆さん、耳の穴かっぽじって聞いてください!
複雑怪奇な計画書:まるで暗号解読…。法律用語の羅列に、時給換算したらいくらになるのか考えたくもありません。
1円の誤差も許されない実績報告:夜な夜なExcelと格闘し、「1円合わない…」と冷や汗を流す。『深夜の経理室 〜1円を追う男たち〜』でドラマ化決定ですっ!
就業規則の改定: 社労士さんにお願いすれば、3〜5万円飛びます。
「1万円配るために数万円の事務コストを支払う」。これ、何のギャグですか?私の時給を1,500円としても、事務作業で完全に赤字ですよ。これってある意味、“ぬか喜び省”によるいじめではありませんか?動画でSNSに流したろうかっ!!!
6月から加算に移行するということは…、この事務作業の地獄が永遠に続くことを意味します。私の胃に穴が開くのが先か、書類が完成するのが先か―。ストレスで体重が3キロ減りますよっ!(これはこれでちょっと嬉しいかも??)
それでも不条理な書類の山に挑むワケ
「1万円×半年(とその先)」で、ケアマネの苦労はペイするのか?答えはNOです。
卵1パック250円の時代に1万円だなんて、経営者は「少なくてごめんね…」と言わざるを得ません。それでもスタッフの所得が少しでも増えるのならば、このノン老いる、不条理な書類の山に挑もうと思います。仕事ではなく、スタッフへの愛として!(カッコいい~!!)
厚労省さんにお願いしたいのは一つだけ。中身のないお歳暮を、有名デパートの包装紙で包むのはもうやめてください。包装紙(事務手続き)を簡素化し、その分を中身(給与)に回せば、スタッフはもっと笑顔になれるんです。
ノン老いるは書類と格闘しながらも、昭和のギャグで利用者さんやスタッフを笑わせるべく、今日も誇りを持って現場に向かいます!笑いこそが、介護の未来を照らす光だと信じてやまないからです。皆さまもご一緒に、笑顔で介護の未来を明るく照らしましょう!
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- ノン老いる小林
- 1964年静岡市生まれ。大学卒業後、高校の英語教師として働いていたが、40歳という人生の節目を間近に控えた38歳の時、介護保険制度の創設を好機と捉えて転職。その後、介護施設を中心に経営支援などを行う。2013年にケアマネジャー、19年に主任ケアマネジャー取得。現在、静岡市内で居宅介護支援事業所「ケアプランはるな」を運営する株式会社はるな代表取締役。介護技能実習評価試験評価者のほか、セーフティマネジメントなど介護研修の講師も務めている。東京演芸協会理事。出演情報は同協会のホームページ。
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