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「そこにターゲットはいません!」介護向け施策が失敗する理由①【医介マーケ03】

(2021/2/26配信)

CAREMANAGEMENT ON-LINE 
医介マーケティング通信 vol.3
医介マーケティング通信(vol.3)のみどころ
・ 介護向け施策が失敗する理由①「そこにターゲットはいません!」
・ 要介護高齢者が服薬を継続できている理由は?(自主調査)
・ 地域包括ケア時代のマーケティングに乗り遅れないために(無料ウェブセミナー)
大変お世話になっております。
株式会社インターネットインフィニティー webソリューション部の門脇です。
医療と介護の両軸でマーケティングを考えるメルマガ「医介マーケティング通信」の第3号をお届けいたします。

●介護向け施策が失敗する理由①「そこにターゲットはいません!」

ありがたいことに、私は製薬会社のマーケティングや学術などを担当されている方々から、介護領域への施策について話し合う機会をよくいただいています。
そのなかで「以前トライしたけれど、うまくいかなかった介護向け施策」の概要を教えてくださる場面もいくつかあったのですが、そのたびにモヤモヤした気分になります。

なので、ここで声を大にして言わせてください。

そこにターゲットはいません!」

……ちょっとスッキリしたところで、どういうことか説明いたします。
下の表を見てください。介護サービスごとに分類された利用者数(平成30年度)を示したものです。

厚労省:介護分野をめぐる状況について.社保審-介護給付費分科会(R2.3.16)
第176回資料より改変(費用額と事業所数を削除)

多くの皆様は、在宅医療や介護向けの施策を検討されるときは「訪問看護師」をターゲットに考えられることが多いようです。まずは関係性や土地勘がある医療者からアプローチしたくなる気持ちは分かります。しかし、訪問看護師がタッチしている介護領域はごく限られており、関わるターゲット(利用者)の人数は少ないのが現状です。

実際に、上の表のうち訪問看護師が関係している項目をハイライトすると、下のようになります。

厚労省:介護分野をめぐる状況について.社保審-介護給付費分科会(R2.3.16)
第176回資料より改変(費用額と事業所数を削除し、訪問看護師が関係する項目をハイライト)

意外と訪問看護師がアプローチできる領域は狭いことがお分かりいただけると思います。

一方、ケアプランを通じて介護サービスを差配しているケアマネジャー経由であれば、より幅広くアプローチすることができます。訪問看護師と比較して、ケアマネジャーが利用者とより深く関われる項目をハイライトすると、下のようになります。

厚労省:介護分野をめぐる状況について.社保審-介護給付費分科会(R2.3.16)
第176回資料より改変(費用額と事業所数を削除し、ケアマネが関係する項目をハイライト)

このように、介護領域で何らかの施策を打ちたいときには、ケアマネジャーを軸にして検討した方がより広い面で効果を得ることができると言えます。

介護向けの施策を成功させるために、ぜひケアマネジャーの活用をご検討ください。
どうも土地勘がなくて…ということであれば、私がご相談に乗れますし、ケアマネジャーへの対面/ウェブ調査などの実施もお手伝いできます。
● 要介護高齢者が服薬を継続できている理由は?(自主調査)

当社では定期的にケアマネジャーに対してウェブアンケートを実施し、その結果の一部をプレスリリースとして公表しています。
今回は要介護高齢者が服薬を継続できている理由についての調査結果をご紹介します。これは糖尿病に関連して問うたものです。


上のグラフを見ていただきますと、服薬治療を継続出来ている理由として、「家族による支援(26%)」、次いで「本人の自覚(23%)」が多いことがわかります。いわゆる“自助”が最も大きく影響していると言えます。

では、専門家による支援はどの程度の影響があるでしょうか。
この調査では「介護サービスによる支援」は14%である一方、「医療従事者による支援」は5%にとどまりました。
もちろん、当調査はケアマネジャーを対象にしているものですので、介護サービスの影響をより高く評価してしまう可能性があります。
しかし、生活の場においてはケアマネジャーやヘルパーなどの介護従事者の方がより身近な存在であり、その影響は服薬アドヒアランスにも及ぶであろうことは、容易に想像できるかと思います。

この結果も、介護向けの施策においてケアマネジャーを活用する意義を示唆するものであると考えています。
● 地域包括ケア時代のマーケティングに乗り遅れないために(無料ウェブセミナー)

このメルマガを見てくださっている方は、介護領域に向けたマーケティングに可能性を見出してくださっておられると存じます。
このたび私どもは、読者の方々のご参考に資するような対談を収録し、無料ウェブセミナーとして公開する運びとなりました。
無料ウェブセミナー視聴用URL

当セミナーでは、医療と介護の連携が最も重要な疾患のひとつである認知症をテーマに、數井教授と武内氏が、医療介護連携の実態について語り合います。
ぜひ、地域包括ケア時代のマーケティングに乗り遅れないよう、情報収集の一環としてご視聴いただけましたら幸いです。

医介連携セミナー①「認知症における医介連携」
數井裕光 教授(認知症専門医)×武内和久 氏(元厚労省官僚)
お申込み期限…… 3/23(火)
配信期間………… 2/26(金)~3/26(金)
※お申込み後1~数営業日以内にセミナー視聴用URLをお送りいたします。
※このセミナーはオンデマンド配信(約50分)です。


無料ウェブセミナー視聴用URL

● 当メルマガへのご感想やリクエストをお待ちしております!

次回も、介護領域を見据えたマーケティングの土台となる基礎知識や誤解されやすいポイントなどについてご紹介できればと考えております。

また、お忙しいところ恐縮ですが、皆様にとってより良い情報提供を行えるよう、アンケートへのご協力をお願いいたします。忌憚なきご意見やご感想、取り上げてほしい内容のリクエストなどをいただければ幸甚です。
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ここまでお読みくださり、誠にありがとうございました!

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