医介マーケティング通信
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メジャーな要介護者は「自宅療養で在宅医療なし」/喘息死リスクを甘く見ている?介護現場【医介マーケ10】
(2021/10/1配信)
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医介マーケティング通信(vol.10)のみどころ ・ メジャーな要介護者は「自宅療養で在宅医療なし」[勉強用スライド④] ・ 喘息死リスクを甘く見ている?介護現場[調査結果の紹介] |
大変お世話になっております。 株式会社インターネットインフィニティー webソリューション部の門脇です。 医療と介護の両軸でマーケティングを考えるメルマガ「医介マーケティング通信」の第10号をお届けいたします。 ●メジャーな要介護者は「自宅療養で在宅医療なし」[勉強用スライド④] 前回は、大まかに要介護度のイメージを掴むためのスライドを共有させていただきました。 介護・福祉分野をよくご存じない方は「要介護=寝たきり」という誤ったイメージを持ちがちかもしれません。しかし、要支援・要介護認定を受けた高齢者の3分の2は要支援1から要介護2であり、一部に介助が必要ながらも自立・自律した生活を送ることができます。いわゆる「寝たきり」は要介護4~5に相当します。 また、「要介護=施設で暮らす」という印象も持たれがちですが、実は施設に入る要介護高齢者は思いのほか少ないのが現状です。今回はそれを示すスライドをご提供いたします。 |
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●喘息死リスクを甘く見ている?介護現場[調査結果の紹介] さて、我々が期待しているケアマネジャーの服薬支援について、新たな調査を実施・発表いたしましたので、その一部をご紹介いたします。今回は喘息の治療について調べてみました。 発表資料(プレスリリース)はこちら↓
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結果を見ると、ケアマネジャーは喘息の症状のある人の約8割に対して受診勧奨をしていました。また、要介護高齢者における喘息治療の自己中断率は13.6%と、なかなか優秀な患者さんが多いようです。 喘息に関しては介護の場に課題はないのかな…?と思って色々解析してみると、やはり改善の余地が残されていました。それは「喘息死に対するケアマネジャーの認識の甘さ」です。実際に「喘息での死亡はそのほとんどが高齢者」という事実でクイズをすると、○(正しい)と答えたケアマネジャーは27%しかいませんでした。 また、このクイズへの正誤別に喘息症状のアセスメントについて解析したところ、クイズの不正解者は喘息症状の有無について把握していない率が高いことが分かりました。平たく言うと、喘息死を怖いと思っていないので、喘息を気にしていないケアマネジャーが少なからずいるということでしょう。 |
このように、ケアマネジャーは喘息症状があれば高い確率で受診勧奨をしているという優秀な面がありながら、喘息死については理解が低く、症状把握が甘いという側面も併せ持っていることがわかりました。もし、喘息死のリスクについてより理解が進めば、より効果的な受診勧奨や服薬支援に結びつくのではないかと感じさせる結果でした。 なお、ご連絡いただけましたら、プレスリリースで公開していない結果を含めて、無償でご紹介することが可能です。どうぞお気軽にお問い合わせください。 |
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