<セミナーレポ1>職業能力評価基準の使い方


2012/12/14 09:00 配信   | 業界ニュース

11月30日、日本在宅介護協会東京支部は、「在宅介護事業における人材育成(キャリアパス)と労働法遵守について」をテーマに勉強会を行った。

この勉強会は、二部構成で、前半は人材育成について、後半は労働法遵守や労使トラブルについて、どちらも事例も交えた説明が行われた。

最初に登壇した三菱UFJリサーチ&コンサルティング 経済・社会政策部副主任研究員の清水孝浩氏は、在宅介護業における人材育成への取り組みとして、厚生労働省が公表している「職業能力評価基準」や「職業能力評価シート」「キャリアマップ」の活用方法を紹介した。



職業能力評価基準とは、仕事をこなすために必要な「知識」「技術・技能」「成果につながる職務行動例(職務遂行能力)」を業種別、職種・職務別に整理したもの。2002年より、厚労省が整備し、現在、40業種以上が公開されている。

在宅介護業の評価基準をみると、「介護サービス事業管理(本部)」「介護サービス事業管理(事業所)」「訪問介護サービス」「通所介護サービス」「訪問入浴サービス」の5つに分類。さらに、「企業倫理とコンプライアンス」「チームワークとコミュニケーション」「目標管理」「食事介助」「入浴介助」「排泄介助」などの能力ごとに、レベル1~レベル4まで、職務遂行のための基準や必要とされる知識がまとめられている。

清水氏は、「項目としては網羅されています。ただ、実際に使うとなると難しいかもしれません」と、職業能力評価基準の活用促進を目的に整備されている「職業能力評価シート」「キャリアマップ」も紹介した。

職業能力評価シートは、「職業能力評価基準」をベースに必要な知識や具体的技術項目を一覧にした、チェック形式の評価シート。在宅介護業では、次の12種類が用意されている。

 ・訪問介護サービス:レベル1~3
 ・通所介護サービス:レベル1~3
 ・訪問入浴サービス:レベル1~3
 ・介護サービス事業管理(事業所):レベル2~4

また、キャリアマップとは、(1)キャリアの道筋、(2)各レベルの習熟の目安となる標準年数を示した、代表的なキャリアパスだ。

これらを導入した人材育成を始めている株式会社ナイスケア 取締役事業本部長の徳永泰行氏は、評価シートを使うことで「何ができて何ができていないか、何が必要なのか可視化することができるようになった」と、その効果を説明。
その上で、「評価を行うタイミングや感情移入(がんっばっているから評価を上げよう…など)などで、評価者の判断にバラツキがある」「キャリアパスをどう人事考課につなげるか」といった課題が見えてきたことを紹介した。

――セミナーレポ2へ続く

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【ケアマネジメントオンライン編集部 橋口】

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