<介護サービス調査(1)>平成23年介護サービス施設・事業所調査結果――厚労省


2012/12/25 09:00 配信   | 行政ニュース

厚生労働省は、12月13日、「平成23年介護サービス施設・事業所調査」の結果を取りまとめ、公表した。

「介護サービス施設・事業所調査」は、全国の介護サービス利用状況や職員配置状況、利用者への提供内容などを把握し、今後の介護サービス関連施策の基礎資料を得る目的で実施している。

今回の調査結果で、特に注目すべきなのは、「施設・事業所が提供する介護サービスを平成23年9月に利用した1人当たり利用回数」だ。回数が多かったのは「小規模多機能型居宅介護」の30.1回、「訪問介護」の17.3回であること、介護保険施設の全在所者数に占める「介護療養型医療施設」の在所者数割合が9.1%となっていること、介護保険施設のうち「個室」の割合が最も多いのは介護老人福祉施設の64.8%であることを挙げている。

【調査の概要】
■調査の対象:介護保険制度における全ての施設・事業所※(介護保険施設、居宅サービス事業所など延べ28万6,398カ所)で、これらの2011年10月1日現在の状況について調査を行い、回答のあった活動中の施設・事業所(延べ24万140カ所)を集計
※ただし、訪問リハビリテーション(介護予防としてのサービス含む、以下同じ)、居宅療養管理指導、医療施設がみなしで行っている訪問看護・通所リハビリテーションは除く

■調査の時期:2011年10月1日

■ 調査事項:
・介護保険施設:開設・経営主体、定員、在所者数、従事者数、居室等の状況など
・居宅サービス事業所など:開設・経営主体、利用者数、従事者数など

■調査の方法:介護保険施設、居宅サービス事業所、居宅介護支援事業所などの管理者が調査票に記入

■施設・事業所の状況
介護サービス事業所の開設(経営)主体の構成割合では、訪問介護、訪問入浴介護、通所介護、特定施設入居者生活介護、福祉用具貸与、特定福祉用具販売、夜間対応型訪問介護、小規模多機能型居宅介護、認知症対応型共同生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護は「営利法人(会社)」が最も多い。

介護予防支援事業所(地域包括支援センター)では「社会福祉法人」が49.5%と最も多く、居宅介護支援事業所では「営利法人(会社)」が40.6%と最も多くなっている。

介護保険施設数の開設主体別の構成割合は、介護老人福祉施設は「社会福祉法人(社会福祉協議会以外)」が92.3%と最も多く、介護老人保健施設および介護療養型医療施設では「医療法人」が74.3 %、81.9%と最も多くなっている。

■居宅サービス事業所の状況
1)介護サービスで利用者が多いのは居宅介護支援事業所――利用人員階級別事業所数の構成割合
2011 年9月中の利用人員階級別(利用者なしから80人以上まで)に、事業所数の構成割合をみると、介護予防サービスでは「1~9人」が多くなっており、介護サービスでは「1~19 人」、「20~39 人」が多くなっている。
1事業所当たりの利用者数をみると、介護予防サービスでは介護予防支援事業所(地域包括支援センター)が206.3 人、介護予防通所リハビリテーションが18.8 人、介護予防訪問介護が17.9 人となっている。また、介護サービスでは居宅介護支援事業所が66.3 人、通所リハビリテーションが60.2 人、訪問看護ステーションが61.4 人となっている。

2)介護予防サービスの利用者は要支援2が多い――要介護(要支援)度別利用者数の構成割合
介護予防サービスの要支援度別利用者数の構成割合をみると、予防訪問介護、介護予防訪問入浴介護、介護予防訪問看護ステーション、介護予防通所介護、介護予防通所リハビリテーションのすべてにおいて、「要支援2」が多くなっており、とくに予防訪問入浴介護は76.6%、介護予防訪問看護ステーションは69.2%を占める。
介護サービスの要介護度別利用者数の構成割合をみると、訪問入浴介護と訪問看護ステーションでは「要介護5」が最も多く、それぞれ52.6%、24.9%を占めている。

3)1人当たりの利用回数が多いのは小規模多機能型居宅介護――9月中の利用者1人当たりの利用回数
2011年9月中の利用者1人当たりの利用回数で多いのは、小規模多機能型居宅介護の30.1 回で前年の28.9回より増加。次いで多いのが訪問介護の17.3 回で、前年は16.9回だった。また、介護予防サービスでは、小規模多機能型居宅介護が最も多く、16.1回(前年は15回)だった。

4)「2ユニット」が5割以上――認知症対応型共同生活介護事業所における共同生活住居(ユニット)の状況
認知症対応型共同生活介護事業所における共同生活住居(ユニット)数別事業所数の構成割合をみると、「1ユニット」が38.3%、「2ユニット」が55.6%となっている。2ユニットはとくに営利法人と医療機関が運営する事業所で多い。また、平均ユニット数は1.7 ユニットとなっており、1ユニットあたりの定員は8.9 人となっている。

5)「要介護5」は月6.6回利用――訪問看護ステーションにおける要介護(要支援)度別利用者の状況
2011年9月中の利用者の状況をみると、利用者1人当たりの訪問回数は、介護予防サービスでは4.0回、介護サービスでは5.6回となっている。利用者1人当たりの訪問回数を要介護(要支援)度別にみると「要介護5」が6.6回と最も多く、要介護度が高くなるにしたがって訪問回数が多くなっている。1事業所当たり利用者数では、介護予防サービスでは5.6人、介護サービスでは45.5人、1事業所当たり延利用者数は介護予防サービスでは22.6人、介護サービスでは253.0人となっている。

――介護サービス調査(2)へ続く

◎厚生労働省

■関連記事
・平成22年介護サービス施設・事業所調査結果の概況——(1)居宅サービス事業所
・平成22年介護サービス施設・事業所調査結果の概況——(2)介護保険施設


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【ケアマネジメントオンライン編集部 土倉】

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