<外国人看護師候補>国家試験は時間延長等改善で、合格率の行方は?
2013/03/04 17:00 配信 | 行政ニュース
介護士候補者とともに、経済連携協定(EPA)に基づいてインドネシアとフィリピンからの受け入れが行われている、看護師候補者。2月17日には、第102回看護師国家試験が実施され、EPA候補者に配慮した対応が行われた。
厚生労働省では、平成23年実施の第100回試験から、難解な用語・表現は言い換える、疾病名には英語を併記するなど、EPA候補者に配慮した問題を作成している。
今回は、試験時間を一般の受験者の1.3倍に延長する、すべての漢字にふりがなをつけた問題用紙を配布する(一般受験者用の問題用紙もあわせて配布)という新たな対策が採られた。
第一陣の外国人候補者が試験を受けた第98回試験では、候補者82人のうち、合格者は0人、次の第99回では254人中3人。そして、EPA候補者への配慮が行われた第100回ではようやく二桁の16人(398人中)に上り、前回の第101回は415人中47人に。とはいえ、合格率は、全体では9割を超える一方で、EPA候補者は11.3%と低い。
今回の試験の結果が発表されるのは、3月25日の予定。新たに追加された対策によって、合格者はどのくらい増えるのだろうか。
■関連記事
・<介護福祉士試験>第25回試験で経済連携協定(EPA)介護福祉士候補者に配慮し、問題を改善――厚労省
・介護福祉士試験合格率過去最高の63.9%、EPAの外国人も37.9%が合格!
ケアマネジャーのための専門サイト
【ケアマネジメントオンライン編集部 橋口】

スキルアップにつながる!おすすめ記事
- プロフェッショナルに聞く
医師をはじめとする専門家が、ケアのあり方について解説 もっと見る>> - 医師への情報提供で注意すべきこと
スキルアップにお役立ていただける情報を公開していきます もっと見る>>
ニュース関連情報
- 障害の特定処遇加算や改定後の単位数など告示、年度内にもNEW
- 「ローカルルールがはびこっている」 小泉厚労部会長、介護の事務負担で問題提起NEW
- 【介護保険最新情報vol.699】特定疾病の末期がん、申請の表記ルールを変更NEW
- 不正請求額は2千万円超、放課後デイを指定取り消しへ―埼玉NEW
- 【介護保険最新情報vol.698】デイのADL加算で留意事項を連絡NEW
- 編集部イチ押し! 先週のニュースまとめ読みNEW
- 新処遇改善加算の事業所内の配分、障害の特性踏まえ柔軟にNEW
- 介護報酬改定案で、厚労省が意見募集―来月14日までNEW
- 福祉用具、上限価格の影響など調査へ―給付費分科会で了承NEW
- 月8万円賃上げに例外規定―名称は「特定処遇改善加算」にNEW
このカテゴリの他のニュース
- 障害の特定処遇加算や改定後の単位数など告示、年度内にも (02/22)
- 「ローカルルールがはびこっている」 小泉厚労部会長、介護の事務負担で問題提起 (02/21)
- 居宅介護支援などの指定取消処分、市が異例の「取り消し」 (02/19)
- 不正請求額は2千万円超、放課後デイを指定取り消しへ―埼玉 (02/19)
- 新処遇改善加算の事業所内の配分、障害の特性踏まえ柔軟に (02/15)
ケアマネジメント・オンライン おすすめ情報
-
自立に役立ち、介助する方の使いやすい福祉用具をご提供
-
介護業界の“旬の話題”について、専門家が解説
-
尿臭をすっきり消臭!「アタック消臭ストロング」プレゼント
-
ケアマネに必要な高齢者への「食事」の支援方法
-
健康と笑顔をつくる3時間リハビリ型デイサービス
-
種類、選び方はもちろん、「こんな時どうする?」実例集も掲載