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【問題解答】介護支援専門員実務研修受講試験 問21〜30

2009/10/26 16:03 (5286ヒット)

第12回介護支援専門員実務研修受講試験の介護支援分野(問21〜30)の解答を掲載します。なお、本解答は、CMO編集部が独自に作成したもので、これにより何らかの不利益を被ってもCMO編集部は一切責任を負わないことをご了承ください。

●問題21 介護予防支援について正しいものはどれか。2つ選べ。
1 指定介護予防支援事業者が業務の一部を委託できる者は、指定居宅介護支援事業者に限られる。
2 介護予防支援の委託を受けた事業者の介護支援専門員が、利用者の状態の評価を行い、今後の方針を決定し、当該利用者に通知する。
3 指定介護予防支援事業者は、委託先の事業者が作成した介護予防サービス計画原案を確認しなければならない。
4 介護予防サービス計画に特定介護予防福祉用具販売を位置づける場合は、サービス担当者会議を開催しその利用の妥当性を検討しなければならない。
5 介護予防サービス計画に盛り込むサービスの種類は、予防の視点から保健師が選択し、決定する。

解答 1・3・4
解説 2.今後の方針は、居宅介護支援事業所の作成した「介護予防サービス評価表」に基づき今後の方針について適切かどうか判断し、適切でない場合は作成者と詳細について意見交換し、方針の統一を図るとしている。×
5.必ずしも保険師が担当するものではない。×
※2010年1月14日、社会福祉振興・試験センターにより正答の修正があったため、更新しております。 

●問題22 地域密着型サービスにおける介護支援について正しいものはどれか。3つ選べ。
1 小規模多機能型居宅介護事業者の介護支援専門員は、登録された利用者の居宅サービス計画及び小規模多機能多型居宅介護計画の作成を行う。
2 認知症対応型共同生活介護事業者の計画作成担当者には、介護支援専門員でない者もいる。
3 認知症対応型共同生活介護計画の作成に当たっては、利用者の同意が義務づけられていない。
4 地域密着型介護老人福祉施設の介護支援専門員は、入所者が常時の介護が必要となった場合には、介護老人福祉施設への入所をすすめなければならない。
5 小規模多機能型居宅介護計画は、利用者の心身の状況、希望及びその置かれている環境を踏まえて、他の従業者と協議の上、作成される。

解答 1・2・5
解説 3.利用者の同意は必要。×
4.必ずしも介護老人福祉施設への入所をすすめなければならないわけではない。×

●問題23 「一人暮らしのお年寄りで、最近になって物忘れが激しくなり、地域で孤立している人がいる。なんとか介護サービスを受けるところまでは同意を得たが、難しい人で、今後どのように対応したらよいか悩んでいる」と、事情を詳しく知っている民生委員A氏から相談があった。介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 民生委員A氏から聞いた情報をもとに、あらかじめケアプラン原案を作ってからアセスメントをするために訪問した。
2 民生委員A氏にアセスメント用紙に記入してもらい、ケアプラン原案を作成した。
3 本人の意向を確認するために訪問したが、玄関を開けてくれないので、本人が信頼している民生委員A氏に同行を頼んだ。
4 玄関を開けたとたんにごみの異臭がしたので、アセスメントをしないで、とりあえず訪問介護を導入するケアプランを作成し、訪問介護員に掃除を頼んだ。
5 何度か訪問したが、支援困難と判断し、地域包括支援センターに助言を求めた。

解答 3・5
解説 1.ケアプラン原案は利用者のニーズなどを確認したうえで作成することが望ましい。×
2.この場合のアセスメントは民生委員に記入してもらうのではなく、介護支援専門員が記入するもの。×
4.アセスメントなしでサービス提供を行う理由にはなっていない。×

●問題24 Aさん(82歳)は、夫を亡くして以来、近くに住む息子の頻繁な訪問を頼りにしながら、通所介護を利用し、一人暮らしを続けていた。ところが、最近、軽い脳梗塞を起こして入院した。退院後、またいつか倒れるのではないかと不安をかんじるようになり、有料老人ホームに入居したいとの気持ちを介護支援専門員に打ち明けるようになった。しかし、息子は、入居に反対しているようである。介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 利用者本位なので、Aさんが入居を希望している有料老人ホームの介護支援専門員に依頼して、息子を説得させた。
2 Aさんの在宅生活継続の可能性について協議するため、サービス担当者会議を開催した。
3 近くの有料老人ホームをAさんと息子とともに見学した。
4 反対する息子の前だとAさんは入居したいといわないため、入居の希望はそれほど強くないと判断し、しばらく静観することとした。
5 Aさん宅への訪問の頻度を増やし、息子にも同席を求め、三者で話し合う機会を継続的に持つこととした。

解答 2・3・5
解説 1.家族の意向を無視するのではなく、本人の希望を伝えたうえで家族との話し合いを行っていく。×
4.本人希望を推測するのではなく、きちんと本人の意思を確認する必要がある。×

●問題25 Aさん(85歳)は重度の認知症であり、長男家族と同居しながら、訪問介護を利用していた。高熱を出したので別居している長女が付き添って受診したところ、ひどい褥瘡があり、これまでなぜ放置していたのかと医師に注意された。このため、長女が長男に相談せず、一方的に介護療養型医療施設に入院させた。長女は、面倒を見ていなかったと長男を叱責し、介護保険証等を渡すように求めたが拒否された。長女は、今後どのように対応したらよいか、地域包括支援センターに相談した。地域包括支援センターの対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 長女の申し立てに従い、長男に対して、長女に関係書類を渡すように説得した。
2 まず、担当していた介護支援専門員から事情を聞いた。
3 今後の対応を検討するため、長男、長女及び介護療養型医療施設の計画担当介護支援専門員を交えて話し合いを持つことにした。
4 兄弟の財産争いの可能性もあるので、センターは所管外であるとして相談を断った。
5 地域包括支援センター運営協議会を開催し、方針を決定した。

解答 2・3
解説 1.長男の意向を軽視している。×
4.単に所轄外であるとはいえない。×
5.地域包括支援センター運営協議会は、センターの運営に関することなどを協議するもので、個別ケースの方針を決定するものではない。×

【保健医療サービス分野】
●問題26 検査結果と病態との組み合わせについて正しいものはどれか。3つ選べ。
1 CRP(C反応性蛋白)の上昇------炎症
2 血清クレアチニン値の低下------腎機能低下
3 1秒率(FEV1.0%)の上昇--------呼吸機能低下
4 血小板の減少-----------------出血傾向
5 血清アルブミン値の低下--------低栄養

解答 1・4・5
解説 2.腎機能低下は血清クレアチニン値が低下せず、上昇する。×
3.呼吸機能低下時などは、1秒率(FEV1.0%)は低下する。×

●問題27 疾病とその病態との組み合せについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 十二指腸潰瘍-----------空腹時の腹痛
2 筋萎縮性側索硬化症-----四肢の筋力低下
3 脳内出血---------------頭蓋内圧亢進症状
4 前立腺肥大症-----------排尿回数の減少
5 異型狭心症-------------運動時の前胸部圧迫感

解答 1・2・3
解説 4.排尿回数は頻回となる。×
5.突然胸が痛んだりするが、運動して胸が痛むことはない。×

●問題28 高齢者に多く見られる疾病とその病態との組み合せについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 パーキンソン病-----------------歩行障害
2 脊髄小脳変性症----------------骨格筋の急速な筋力低下
3 大腿動脈の閉塞性動脈硬化症----間欠性跛行
4 肺結核------------------------呼気延長
5 関節リウマチ-------------------朝の手のこわばり

解答 1・3・5
解説 2.骨格筋の急速な筋力低下ではなく、ゆるやかに脊髄にかけての神経細胞が破壊されていく。×
4.呼気延長は肺気腫など。×

●問題29 高齢者の疾病等について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 肝硬変の原因で最も多いのは、飲酒である。
2 がんの罹患率は、女性が男性の約2倍である。
3 転倒、健忘症状や尿失禁は、薬剤の副作用により引き起こされることがある。
4 器質的便秘とは、腸管の運動機能の低下による腸内容の停留である。
5 めまいは、若年者に比べて、循環器系障害や脳血管障害によることが多い。

解答 3・5
解説 1.肝硬変の原因の内、アルコールによるものは16%程度で、6割程度がC型肝炎ウイルスといわれている。×
2.逆である。×
4.器質性便秘は、肛門や大腸など消化管に物理的な障害になっている状態で、運動機能の低下とはいえない。×

●問題30 栄養について適切なものはどれか。2つ選べ。
1 血液の生化学検査は、体重測定が困難な場合の栄養評価の唯一の方法である。
2 高齢者のタンパク質の推奨摂取量は、普通成人に比べて少なくてよい。
3 保健機能食品とは、健康食品のうち、国が定めた安全性や有効性に関する基準を満たしたものである。
4 中心静脈栄養法は、経腸栄養法に比べて感染などの合併症が少ない。
5 高齢者の味覚障害では、味を薄く感じることが多い。

解答 3・5
解説 1.体重測定が困難であることは唯一の原因とはいえない。×
2.加齢とともに体内のタンパク質の総量は減るため不適切。×
4.注射針による損傷は感染のリスクがあるといえる。×

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