特集

排泄ケアクイズ ケアマネジャー座談会

ケアマネジャーのための大人用おむつ講座では、以前「排泄ケアクイズ」を出題させていただきましたが、みなさんはチャレンジしていただけましたでしょうか?

居宅介護支援事業所に勤務する3人のケアマネジャーさんにお集まりいただいて、「排泄ケアクイズ」に挑戦していただきました。その後、答え合わせを行い、排泄ケアについて話し合っていただきました。

排泄ケアクイズ

【お集まりいただいた方のプロフィール】

複数のケアマネジャーを束ねる頼もしい所長!YKさん(ケアマネジャー歴5年) メディカルソーシャルワーカーの経験が生きてます!KMさん(ケアマネジャー歴半年)男性ならではの視点に注目!IYさん(ケアマネジャー歴5年)

尿モレ予防=腹筋はひっかけ問題?

ケアマネジメント・オンライン会員ではあるけれど、排泄ケアクイズには初めてチャレンジするという3人に、まずは制限時間10分でクイズにチャレンジしていただきました。

すると、全員ものの3分ほどで解答し終わり、答え合わせの結果は全員パーフェクト!ケアマネジャーさんにとっては、少々易しすぎる内容だったかもしれません。

クイズの内容はいかがでしたか。問題を順番に見ていきながら、迷った問題などあったら、教えてください。まずは腹圧性尿失禁、骨盤底筋体操など、難しい単語も多かったQ1~5について。

Q1 尿失禁の症状別分類で、尿意を感じたとたんに我慢できずにモレてしまう症状は、「腹圧性尿失禁」である YES・NO
Q2 尿モレが気になる人は、あまり水分をとらないほうがよい YES・NO
Q3 高齢者の排泄障害として考えられる原因のひとつに、男性の場合は前立腺肥大がある YES・NO
Q4 排泄障害の予防法として、毎日の腹筋運動によって腹圧を高めるとよい YES・NO
Q5 テープ式やパンツタイプのおむつに尿とりパッドを組み合わせて使うのは、経済的負担がかさむので、ご利用者様におすすめしない YES・NO

排泄ケアクイズ

Q1の腹圧性尿失禁、解答の切迫性尿失禁などは、過去のケアマネ試験にも出てきたような気がします。

YKさん

よく聞きますが、でも普段は使わない言葉ですよね。「腹圧性」などのヒントがなく、最初から記入する問題だったらわからなかったかもしれません。

Q2の水分補給はこまめに、というのは冬でも原則ですね。(全員うなずく)Q3の男性の前立腺肥大による尿失禁は、結構多く見受けられます。高齢な方ほど、男性でも尿モレには悩んでいらっしゃいます。

私も、一般に尿失禁は女性のほうが多いと聞いていたのに、自分の利用者さんでは男性の方の悩みも多いですね。

Q4は、実は一番迷いました。腹筋でも効果がありそうかなと思ったので。

私も、腹筋で鍛える方法もあるのかなと思いましたけど、でも腹筋運動で尿モレ予防というのは、あまり聞かないですね。

骨盤底筋体操は、映像などで見た経験はありますが、では実際に指導できるかということになったら、僕は勉強不足でちょっと自信ありません。

私は婦人科の主治医に教わりましたが、教えるのは難しいですね。手足を動かす運動とはわけが違うので、ニュアンスを伝えられない……。

ケアマネジャーが全員、この体操ができるかというのは疑問ですね。

Q5は、おむつを使っている方は、ほとんどパッドと組み合わせて使っているので、利用者さんでもわかる問題だと思います。

そうですね。使ったことのない人なら、パッドをたくさん使うのは不経済に思えるでしょうけれど、濡れた部分だけ取り替えられるので、実は経済的なんです。

骨盤底筋体操

ページトップへ

おむつのことはヘルパーさんのほうが詳しい?

Q6 おむつはご利用者様の体型や排泄状況をよく観察し、1人ひとりに合った製品を選ぶべきである YES・NO
Q7 排泄障害はあるが一人で外出できる人には、尿量に合った吸水ナプキンか、薄型ではきやすいパンツタイプの紙おむつをすすめる YES・NO
Q8 おむつの購入は、介護保険の福祉用具購入の制度を利用し、年間10万円まで1割負担で購入できる YES・NO
Q9 おむつかぶれがあった場合は、紙おむつをやめて布おむつにしたほうがよい YES・NO
Q10 おむつを使用しているご利用者様に対して、ケアマネジャーはケアプランとは関係がなくても製品の選び方や経済的負担の軽減方法などをアドバイスすべきである YES・NO

排泄ケアクイズ

ありがとうございます。それでは、後半の問題はいかがでしたか。


Q6は、頭では理解しているのですが、私は実際に排泄ケアをした経験がないので、自分ひとりで利用者さんにフィットするおむつを選べるかと問われたら、自信はないです。でも、ケアマネジメント・オンラインのように排泄ケアについて勉強できるサイトがあるので、オムツの種類やあて方など、自分でも勉強しながら、ご家族などにアドバイスできるようになりたいですね。

IYさん

おむつについてはケアマネジャーより、ヘルパーさんやサービス提供責任者のほうが、詳しく知っていることがありますね。でもケアプランを作成する立場としては、ヘルパーさんの意見も参考にしつつ、利用者さんにとってそれが本当によいことなのかどうかを常に考えるようにしています。

Q7は、施設や病院によっては使えるものが決まっていたりするので、あまり選べないことが多いですが、在宅では「歩ける人=パンツタイプ」というのは常識ですから、トイレに行ける方にはパンツタイプをおすすめしていますね。

Q8もケアマネジャーならどなたでも知っていることですが、市区町村によってはおむつの助成制度がありますよね。ところが、いざ使おうと思っても、助成を行っていない自治体もあるんです。以前、道路を隔てたお向かいはふんだんにおむつの助成制度がある区なのに、利用者さんの住んでいる区にはおむつの助成がなく、説明に四苦八苦した記憶があります。

その区は、以前は要介護度の重い方には助成があったと思うんですが……。

区が財政難になって、それもなくなってしまったんです。

おむつは消耗品だし必要な方には必需品なので、どうしても金額は大きくなるため、助成があると利用者さんも助かるのですが、まずは財政ありきですから仕方がないことかもしれませんね。

Q9ですが、いまは紙おむつの性能が格段によくなっているので、僕の周囲では布おむつを使っている例は聞いたことがありません。

最後の問題ですが、アドバイスは当然として、まだおむつを使ったことのない人に、おむつ導入のきっかけをつくるのもケアマネジャーの仕事ですね。

それは、直接利用者さんに伝えていますか?

まず、おむつをお試ししてもらうために、介護従事者であるヘルパーさんにサンプルを届けたり、「利用者さん宅に置いてあるので使って」と伝えます。そして実際に排泄ケアに当たるヘルパーさんに、サイズは合っているか、吸収量は適切か、当て方は間違っていないかと聞くのは私たちの仕事だと思います。

※当サイトでは利用者さんのお体の状態からおむつを選べます。

花王リリーフ サンプルプレゼントキャンペーン

ありがとうございます。ところで、この排泄ケアクイズはどのようなところで活用できると思いますか?


おむつのサンプルと一緒に利用者さんなど介護者に届ければ、その時はおむつに興味をもっている段階なので、効果があると思います。

介護従事者向けの問題も多いので、訪問介護事業所のみんなで活用できたら良いと思います。

デイサービスや施設の職員さんの勉強会の場などでも良いと思いますよ。

ページトップへ

排泄ケアの相談はケアマネジャーにするのがベスト?

後半は、クイズから離れて、排泄ケアとケアマネジャーというテーマで話し合っていただきたいと思います。まず、皆さんのご利用者さんで、おむつを使っている方はどれくらいいますか?


ほぼ半数くらいです。私の利用者さんは、ご家族でおむつの交換をしている方はいません。全員ヘルパーさんがおむつ交換しています。

KMさん

私の場合は全員、前任者から引継いだプランなのですが、やはり半数ちょっとの方が、すでにおむつを使っていらっしゃいました。ご家族だけで交換されている例があって、「最近尿もれがひどい」など、具体的な変化のご相談があったりします。
そういうときはおむつの種類を変えてみたり、正しいあて方やパッドの使い方の工夫などを伝えます。利用者さん自身も次第に体型が変わってこられたりしますしね。

最近尿臭がひどいなどヘルパーさんからの相談もありますね。また、具体的に改善策などを提示するのですが、ご本人が嫌がる場合があるので、わざわざケアプランに「おむつを使って尿モレを防ぐ」などとは書かないこともあります。


では最初におむつを導入する場合は、どのようにすすめますか?


私はいつも、いくつかサンプルを渡して、ご家族やご本人に判断してもらいますが、おむつをあてることは受け入れられても、その後、経済的な事情が絡んでくることもあり、安易に「良いものですから使いましょう」とは言えないこともあります。

本当は自力でトイレに行けるけれども、夜だけとか予防のためにおむつを使うという人もいますね。そういう方だと、徐々に慣れていただくので導入しやすいです。

排泄ケアは尊厳にかかわる部分なので、汚したところを誰かに見られるよりはと、予防的に使う例はあるのですね。ただ、こちらから導入を促す場合は、こちらも漠然としかオススメできないということもあり、もどかしく感じます。


おむつ導入が必須なのに、ご本人やご家族が拒否した場合は、どうされますか?


私なら、利用者さんが「いやだ。いやだ。」と思って、おむつをつけるよりは、ご本人の意思を尊重します。おむつを使った方が清潔を保持できるとか活動的になれるということはわかっていますが、できることなら間にあわなくても自分でトイレに行くんだという気持ちが大切なんですよね。

座談会風景

ご本人が認知症で、「失敗はしていない」と思っているけれど、ご家族はもうくたくたになっている場合とか、意見が分かれるときが一番困りますね。

家族が強引にすすめて、ご本人の意志とは別のところでおむつ導入が決定されてしまうこともありました。そんなときは、ケアマネジャーは逆に引き止め役、ブレーキ役になることもあります。

ページトップへ

「トイレに流せる」夢のおむつ

ウェブサイトなどから、おむつサンプルを取り寄せた経験はありますか?
その時のきっかけはどんなものでしたか?


私はまだサンプルを取り寄せた経験はないです。

僕も、ケアマネジャーになってからはないですね。でも、僕の事業所のほかのケアマネジャーさんはケアマネジメント・オンラインさんからサンプルを取り寄せたと言っていました。

私はしょっちゅうあります。事業所に営業に来たメーカーさんからいただいたり、ケアマネジメント・オンラインさんからサンプル請求したりします。これまで何度も使わせていただいていて、結構好評です。
取り寄せたきっかけは、初めて使われる利用者さんのために、買っていただく前にちょっとお試ししてもらおうと思って、私自身の判断で申し込みました。

ありがとうございます。最後に「こんなおむつがあったらいい」という要望や、メーカーへの希望はありますか?


座談会風景

最近のおむつはものすごく品質がよくなっていると思います。ただ、パンツタイプとテープ式おむつの境目が迷いますね。トイレに行ける人は基本的にはパンツタイプですが、量が多い方の場合はテープ式のほうが吸収力があるので安心です。パンツタイプのゴムのところがもっと調整できるといいのかなあ。でも締め付けるのはよくないし、悩みますね。

福祉用具専門相談員時代、排泄ケアの相談内容は8割がた尿モレについてでした。尿モレで悩まれている方は本当に多いですね。

私は、使用後のゴミの処理がなんとかならないかと思いますね。せめて重さだけでもとか、かさばる体積だけでもなんとかできるとか。そうならないと、老老世帯などでは本当に捨てることも大変な作業です。

いっそ、汚れた部分だけトイレに流せるというのがあるといいのにね(うんうん、と全員同意)。あ、これ使えるんじゃない?


場が和んだところで、うまくまとまりました。本日はありがとうございました。

みなさんもこの機会に「排泄ケアクイズ」にチャレンジしていただき、排泄ケアに関する知識や情報を再確認してみてはいかがでしょうか。

また、所属されている事業所に訪問介護事業所やデイサービスなどが併設されている場合は、是非、サービス提供責任者の方やヘルパーさん、介護職員のみなさんに出題してみてください。

ケアマネジャーさんをはじめとした介護従事者の方が、排泄ケアに詳しくなることは、ご利用者様の快適な生活を後押しするために大変重要なことではないでしょうか。

排泄ケアクイズ

排泄ケアクイズ ケアマネジャー座談会vol.2




カテゴリーTOPへ戻る
おむつ無料サンプルキャンペーン 今なら花王「リリーフ」3日分をお試しいただけます。この機会をお見逃しなく!リリーフふれあいダイヤル 0120-062-110 介護サポートアドバイザーが悩み解決のお手伝いをします。
今なら花王「リリーフ」3日分をお試しいただけます。この機会をお見逃しなく!大好評!おむつ無料サンプルキャンペーン
リリーフふれあいダイヤル 0120-062-110 介護サポートアドバイザーが悩み解決のお手伝いをします。 リリーフ製品情報 リリーフは、使いなれた下着の心地よさを感じていただけるように、日々の使いやすさを追求しています。