特集

2日目 / おむつの吸水実験

おむつフィッター3級東京研修レポート
講義では多種多様なおむつを使用して種類やあて方を解説 2007年10月29日(月)から3日間、東京・泉岳寺のダスキンシニアケア研修センターでオムツフィッター3級東京研修が開催された。 現在、弊社ホームページにて「大人用おむつ講座」を連載していることもあり、ケアマネジメントオンライン編集部も体験取材として3日間お邪魔させていただいた。


【2日目/10月30日(火)】
朝6時、おむつに排尿できていないのであせる。昨夜、排尿目的で就寝前に水を飲んだのにもかかわらず、力んでもお腹を押してみても全く出ない。おむつに排尿することに身体が拒絶反応を起こしているようだ。何とかおむつに排尿しなくてはと、パンパンになった膀胱で布団の上を七転八倒すること1時間、やっとあお向きに寝たままおむつに排尿できた。しばらく濡れたおむつのままで寝てみると、思ったよりも冷たい・気持ち悪いなどの不快感はなく、サラッとした感覚だ。おむつを外そうと立ち上がるとズッシリと重い。提出するレポート用紙には、おむつと尿とりパッドの図が描かれていて、濡れた部位や面積を塗りつぶさなければならないので、しげしげとながめる。尿とりパッドが尿を吸収しているおかげで、テープ式おむつには全くモレていなくてイマドキのおむつの優秀さにびっくり。


尿量計測のためにおむつを持って自宅を出るが、エレベーターの無い集合住宅で、はたと気づく。濡れたおむつも1回分なら大した重量ではないが、何日分もたまると高齢の介護者にはゴミ出しも重労働だ。単に排泄動作の介助だけでなく、使用後のおむつの後始末に気を配ることも大事な排泄ケアだと思った。 2日目の研修は9:30~17:00。講義前にレポート提出と排尿体験したおむつの尿量計測があるので9時前から受講者が続々と集まる。通勤ラッシュの中、濡れたおむつを持参するのは気が引けたのか尿量計測をした人は数名だった。今日の講師は、初日にご挨拶された浜田きよ子先生。排尿体験の感想は「寝て5秒で出た」「思ったよりも快適」という人や、「排尿し始めたが何度も止まってしまった」「排尿後もスッキリしない」という人、抵抗感から寝たままでは排尿できず、トイレに座ってからおむつに排尿した人など、さまざまだった。


浜田先生の講義では、排泄のしくみ、排尿チャート、便失禁、車椅子やトイレでの姿勢、おむつの種類や組み合わせ・正しいあて方、ポータブルトイレの選び方など多岐にわたって学んだ。浜田先生が施設で出会った事例として、重度要介護者の車椅子の姿勢を、クッションを使用して角度調整したら1時間かかっていた食事介助が30分で済むようになり、正しい姿勢の座位が保てるようになると表情が出て、テープ式タイプのおむつからパンツタイプを着用できるまで回復されたというケースが詳細に語られた。姿勢角度の生活への影響の大きさや、食事内容の変更による軟便の改善や下剤使用の減少など、おむつに固執しない多角的な対策が功を奏したことがよくわかる。排泄トラブルが解消された数々の実践的なアイデアに、受講生一同、大きくうなずきながら熱心にメモを取っていた。


午後には、課題事例の解決策を検討するグループワークが行われた。4つに分けられたグループはそれぞれ、一般の受講者からベテラン専門職まで、職業も年齢もバラバラ。79歳の夜間尿モレに悩む男性の事例について検討する内容だが、問題定義が大枠しか仮定されておらず、各班で詳細な状況設定から問題点の指摘、解決策までストーリーを作る必要があった。初めは無口だった受講者達も、居室環境や疾病の有無、家族構成、改善するおむつの種類など検討項目が山ほどあることに気づくと、白熱した議論が展開され、与えられた1時間がアッという間に過ぎた。「明日、グループごとに発表!」と終了を告げる浜田先生の声が響くと、意見がまとまらないまま、がやがやと机を戻す受講生達に困惑の表情が浮かぶ。
おむつの吸水実験 グループワーク終了後は各班単位で、おむつ、ポータブルトイレ、ベッド、車椅子が展示されている隣室へ移動。各福祉用具の説明を受けながら移乗体験などを行った。入室すると、壁側にはびっしりと各メーカーから集められた布・紙おむつ、おむつカバーなどが陳列されていて圧巻だ。おむつには1つずつメーカーと商品名が書かれていて、自由に手にとることができる。受講者はおむつをあててみたり、手触りを確認しながら「こんなに多くの種類があるとは思わなかった」「パッケージから出した状態で陳列されているので、直接触れられるのがよい」と思い思いに試していた。浜田先生によると京都のむつき庵にも同様に、約300種類のおむつが展示されているそうだ。おむつの吸水実験では、おむつに水をかけて素材のポリマーが吸水していく過程を観察したり、おむつを切ってポリマーを手で触ったりした。


おむつをあててみる受講生たち ベットの移乗にもコツがあります


2日目は終日の研修だった上に、グループワークの討論や展示室での実践体験など講義以外の新鮮さもあり、盛りだくさんの内容だった。



カテゴリーTOPへ戻る
おむつ無料サンプルキャンペーン 今なら花王「リリーフ」3日分をお試しいただけます。この機会をお見逃しなく!リリーフふれあいダイヤル 0120-062-110 介護サポートアドバイザーが悩み解決のお手伝いをします。
今なら花王「リリーフ」3日分をお試しいただけます。この機会をお見逃しなく!大好評!おむつ無料サンプルキャンペーン
リリーフふれあいダイヤル 0120-062-110 介護サポートアドバイザーが悩み解決のお手伝いをします。 リリーフ製品情報 リリーフは、使いなれた下着の心地よさを感じていただけるように、日々の使いやすさを追求しています。