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認知症の妻に付き添い女子トイレへ… 周囲から冷たい視線
(読売新聞 2月10日)
静岡県長寿政策局は、認知症の患者を介護している人が身に着けて周囲に介護中であることを明示する「介護マーク」=写真=を作成した。「認知症の妻に付き添って女子トイレに入った時、周囲から冷たい目で見られた」との県民の声が制作のきっかけ。マークがあしらわれたカード(縦6・9センチ、横9・7センチ)を介護する人が首から提げて使う。県はカードを3万セット作り、市町や地域包括支援センターなどで配布する。
県が2009年7月、認知症の人を介護している人などを交えて県庁で意見交換会を開いた際、認知症の妻(65)を介護している島田市の小泉欽市さん(67)の体験が紹介された。認知症の人を介護・介助している時は、外見ではそれとわからないことが多いため、認知症の妻に付き添って夫が一緒に女子トイレに入る時や、夫が妻と一緒に女性用の下着を買う時などに誤解を受けやすい。
小泉さんのケースを知り、県はマークを作成することに。10年度予算に300万円を計上し、静岡デザイン専門学校(静岡市葵区)にデザインを依頼した。完成したマークは、「介護中」の文字を手が支える構図。人と人が支え合うイメージを表現した。ミカンのオレンジ色とお茶の緑色を使い、静岡らしさを出した。
県によると、認知症の高齢者は県内に約8万人おり、半数の約4万人が在宅で介護を受けている。9日に県庁で記者会見した県長寿政策局の宮城島好史局長はマークを作った狙いを説明し、「介護する人、される人をあたたかく見守る社会をつくりたい」と述べた。マークは、障害者や難病患者など介護全般で使うことができ、県は幅広い活用を期待している。
記者会見には小泉さんも同席し、「妻がトイレの中にバッグを忘れ、取りに戻るのが大変だったこともある。介護しているとわかってもらえるマークができたことで、妻を介護して女性のトイレを使うことや女性ものの買い物をすることもすんなりいくようになる」と喜んでいた。
とてもナイスアイデア!だと思います。
これを機に普及して行けばよいと思います。
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