ケアマネの質が悪いとのことで、厚労省は審議会でいろいろ審議しているようです。
これまでもケアマネの更新研修制度や主任ケアマネ制度等を導入していますが、何の成果も上がっていないことに反省が見られません。検討中の今のケアプランの様式を変更して分厚い書類を作らせれば質が向上するのでしょうか？このような瑣末な小手先のことをして何の効果があるのでしょうか？いかにもデスクワーク優先の官僚の喜びそうなことですが、現場サイドでは無駄としかいいようがありません。また、今更ケアマネ試験制度を変えても、これまで粗製乱造された質の悪いケアマネはそのまま残るわけですから何の意味もありません。
私の提案ですが、ケアマネの報酬を大幅に引き上げて独立系のケアマネを大量に開業させる。当然ケアマネは事業として採算をあげるために集客に真剣に取り組むでしょう。中には、不心得な者が居て利益優先に走る者が出てくるかもしれませんが、利用者や家族も馬鹿ではありませんから、質の悪い悪徳ケアマネからは逃げ出すでしょう。質の悪いケアマネは仕事がなくなり、業界から退出せざるを得なくなるでしょう。お役所がおかしな制度を作るよりも効果的です。また、現在の事業所に所属するケアマネもこれまでのように系列のサービスを優先をしていては生き残れなくなるでしょう。有名無実化しているケアマネの中立性、独立性も結果的に担保されることになり一石二鳥になると思います。