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「コミュ障」でもケアマネやってます!

ポンコツケアマネができあがるまで 中編

さまざまな立場の人と連携が求められるケアマネジャーは、高いコミュニケーション能力が求められる立場でもあります。でも、どんなにコミュ力が高いと自負するケアマネさんでも、人と接するのがつらいと思う時はあるはず。実はコミュニケーションが苦手というかずぴさんが日々、利用者さんや他の専門職とのやり取りに四苦八苦しながらも、現場に立ち続けるための小さな工夫をユーモラスにつづります。

「スーパーケアマネに!」燃える思いを抱いて転職も…

初めて務めた居宅介護事業所で、ポンコツエピソードを量産した挙句、事業所内では怖くて電話もできなくなった私。そこへ、面識がある女性の管理者から転職のオファーが舞い込みました!

その管理者は、年配だけど、元気でさっぱりした方だったから「この人とならやっていけるかも!」と、思い転職を決意しました。自分の中身は変わっていなくても、環境が変われば、うまくやっていけるんじゃないかという期待があったのです。というか、転職が決まった時は「スーパーケアマネに、俺はなる!」と、意気込んでもいたのです。まったく、麦わら帽子をかぶった海賊じゃあるまいし。

が、燃え盛っていたはずの私の意欲は、転職初日で、鎮火してしまいました。

すぐに「鬼」に変化した女性管理者

そもそも先方は即戦力が欲しかったから雇ってくれていたわけで、初心者を育て上げる余裕なんて無かったのです。それなのに入社したのは「さも経験ある風な、実はポンコツ」。それだけに、かの管理者は、私の入社初日から明らかにガッカリしていました。

そして、「さっぱりして元気」だった管理者さんは、すぐに「鬼」に変化してしまいました。

まず初日。さっそく管理者との同行訪問が行われたのですが、外出先で管理者の歩く速度が半端ない!キッと前方を見据え、大股で、競歩でも始めたかのように、ものすごい勢いで歩いていきます。もちろん、同行者のペースなどおかまいなし。私は普通に歩いていては追いつけませんから、時には小走りで息を切らしながら伴走しました。

後日の車で訪問の際は管理者が運転してくれるので、まだ楽でした。ただ、やっぱりスピードは速い。しかも、地元民でも知らないような道を通っていきますから、同乗している私は、悪い意味でドッキドキ。ただひたすら、安全に目的地に到着することだけを祈っていました。もちろん、外を見る余裕など毛ほどもありません。それなのに車で訪問し始めて数日後、管理者は「これでもう、道も覚えたでしょ?」と言ってきました…。

後部座席を開けたら、ドスのきいた怒鳴り声が…

車といえばある日、助手席に荷物が置いてあったため後部座席に乗ろうとしたことがありました。ところが、後部座席のドアを開けたその刹那、「そういう席は目上の偉い人が乗るんじゃあ!!」と、ドスのきいた怒鳴り声が車内に響きました。

あれっ、私を雇ったのはおばさんではなく、おじさんだった?っていうか、ならばどこに座れと?助手席、荷物で埋まっているけど??…。なんだかもう、いろいろ「?」だらけで訳がわからなくなりました。その直後、管理者が荷物をどかしてくれたので、助手席に座りましたが、訪問先に着くまで、ずっと体はブルッブル、そして心臓はドッキドキ。漫画でたとえるなら「顔に縦線がびっしりで、白目」の状態。ああ、あたしゃ、情けないよ…。

そして、この事業所でも私の利用者のサービス担当者会議には、別のケアマネの同行が必須となりました。

事業所内でも似たような状況でした。ミーティングなどでは管理者から「何か質問がある?」と聞かれることも多かったのですが、転職から3日も過ぎたころには、もう相手が怖くて、何を聞くべきなのかも考えられない状態になっていました。それでも聞かないと逆に怒られるのではと、変な強迫観念に取りつかれ「残業はしたほうが良いですか?」という質問を投げかける始末。

実はこの質問だって、会社的には、残業してでもたくさん仕事をこなしてほしいのか、逆に経費を節約するために残業は極力避けてほしいのか、それを確かめたかっただけでした。でも、その真意を伝える余裕など、当時の私にはありません。目をきょろつかせ、子供のような問いを一言吐くのが精いっぱい。当然ながら、管理者はあきれ返り、一層、私への怒りを募らせた様子でした。

「ケアマネなんて大嫌いだ!」…転職1か月で辞職

とにかく、事業所の外でも中でも常に怒られ続けているようなものでしたので、緊張の連続で終始、頭が真っ白な状態でした。さらに営業マンに対応していたら、「いつまで話を聞いているんだ!」と詰められたり、なぜだか私だけ忘年会に誘われなかったりと、仕事以外で理不尽なことも多かったと記憶しています。

転職から1カ月後。もう私は、ボコボコにやられて、リングで髪まで真っ白になってしまった某ボクサーのように、立ち上がる気力は無くなっていました。最後の力を振り絞って「やめます…」と告げた私に、鬼管理者は「性格は良かったんだけどねえ」。きっと彼女も、うまく教え導けなかったことが歯がゆかったのでしょうが、当時の私は彼女の心境に思いをはせる余裕はありませんでした。

「もう、ケアマネなんて人種は大っ嫌いだ!」トラウマを抱えた私はケアマネ以外の介護のお仕事を探そうと決意したのです。(次回に続きます)

かずぴ
旦那さんと亀と、とある地方在住。お酒と映画と音楽をこよなく愛する50代。グループホームにて介護職と施設ケアマネを経験。その後、居宅ケアマネに。居宅ケアマネとしては6年目。

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