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「コミュ障」でもケアマネやってます!

ポンコツケアマネができあがるまで 後編

さまざまな立場の人と連携が求められるケアマネジャーは、高いコミュニケーション能力が求められる立場でもあります。でも、どんなにコミュ力が高いと自負するケアマネさんでも、人と接するのがつらいと思う時はあるはず。実はコミュニケーションが苦手というかずぴさんが日々、利用者さんや他の専門職とのやり取りに四苦八苦しながらも、現場に立ち続けるための小さな工夫をユーモラスにつづります。

相談員として再就職も…「いずれ居宅を任せる」?!

すっかり居宅のケアマネに嫌気がさし、自信もプライドもズタズタになっていた私。しかし、介護の現場に戻る体力も技術もない。かといって、いまさら介護以外の業界に踏み出す気力もない…。

結局、デイサービスを併設したサービス付き高齢者住宅の相談員として就職しました。

この職場に転職するとき、責任者からは「いずれ居宅も立ち上げる。その時には居宅のケアマネをやって欲しい。1人ケアマネになると思うけど…」と言われました。

前の職場を去る時には「ケアマネなんて人種は、大嫌い!」と思った私ですが、実は「ケアマネである私」がイヤになったわけではありませんでした。なんだか論理崩壊しているような気がしないでもないですが・・・。まあ、少なくとも1人ケアマネであれば、鬼上司に悩まされることはないでしょうし。

で、懲りない私は(すぐに居宅に復帰するわけじゃない。それに1人ケアマネなら、大丈夫かも!)と、考えてしまったわけでした。ほんと、何度「じぇじぇじぇ!」といっても追いつかないくらいのアマちゃんです。(またまた古いな…)

相談員兼営業として「大っ嫌い」な居宅回り

ただ、このデイサービス併設のサービス付き高齢者住宅、オープンして間もなかったためか、十分にお客様を確保できていない状態でした。そのため私も相談員兼営業として、初めて居宅回りを経験しました。

コミュ障な私が、「もう、大っ嫌い!」と背を向けた居宅介護支援事業所のケアマネの皆様を相手に、営業をする―。「世界記録レベルの棒高跳びかよっ!」というくらい、めちゃめちゃ高いハードルでした。

それでも根が単純で見栄っ張りな私は、責任者から「ケアマネさんなら大丈夫、仕事もらえるから」と頼られ、おだてられたことで、営業を引き受けてしまったのです。

おどおどしながら、しどろもどろで、連日、居宅をまわり施設をアピール。コミュ障なりに頑張りましたよ。幸い、優しいケアマネさんが多かったせいか、外回りそのものは、そこまで苦痛ではありませんでした。サービス担当者会議にデイサービスの相談員として参加したこともありましたし。ちなみに、その席上で、会議の進行の仕方を見て盗みました。ええ、転んでもただでは起きない私です。

どんどん辞める同僚に増える仕事…ついには“三足のわらじ”状態に

七転八倒しながら相談員兼営業としてがんばっていたのですが、待てど暮らせど働けど、居宅立ち上げの話は動きだしません。サ高住やデイサービスの利用者が思ったほどに増えず、居宅立ち上げどころではなくなっていたのです。

というか、サ高住もデイも、現場に立つと「倒産」の二文字が脳内で点滅するほど、寂しい状況でした。

この状況に危機感を募らせたのか、同僚もどんどん辞めていきました。一人辞め、二人辞め、だんだんと私は取り残されていきます。ヤバイヨヤバイヨ、「そして誰もいなくなった」かよ。やめてよ、そんなミステリー…。

そして相次ぐ離職の影響で、私の業務も膨れ上がっていき、ついには相談員と営業、ケアワーカーまで兼ねる“三足のわらじ”を履く状態に。朝は厨房でごはんづくり。日中は昼ごはん準備と入浴介助、排泄介助、そして相談員業務、そして時には居宅回り。夕方から夜には夕ごはんの準備と後片付け。朝6時頃には出社し、帰りは夜19時という、働き詰めの生活でした。休日も確保できない時期もありました。

あまりの激務に、転職から半年たったころには、身も心も、もう、ズタボロ。ほとんど介護するゾンビ、といった感じで、家に帰るたび、「転職するしかないけど、また失敗したらどうしよう…」と、思い悩む日々を過ごしていました。

転職を相談した相手から、思わぬオファーが!

それでも、一歩を踏み出さなければ何も変わることはありません。そう。諦めたら、そこで試合終了だよ、かずぴ!某バスケ漫画の名セリフを勝手にアレンジし、自分をふるい立たせて、居宅介護支援事業所で働く男性ケアマネさんに相談しました。

具体的には、施設ケアマネを募集している所を知らないか聞いてみたのです。

実は、このころには改めて「また、ケアマネとしてがんばってみたいなあ」という気持ちが、はっきりとわいて来ていたのです。あれだけ毛嫌いし、世界で一番嫌いな人種とまで思ったはずでしたが、一歩離れて別職種として関わると、施設を出入りするケアマネさんが、キラキラ、生き生きと見え始めていたのです

とはいえ、前職で打ちのめされていたため、居宅の現場で頑張る自信はかけらも残っていませんでした。そこで、施設ケアマネへの転職を狙ったのです。

すると、相談をした方から「うちで働きませんか?」と、誘っていただけました!ちょうど依頼も増えはじめており、募集を考えていたとのことでした。

「でも、私いろいろ挫折していまして…。居宅は向いてないと思うんです」と告げたところ「大丈夫。居宅ケアマネなんて難しくないですよ。ゆるくやりましょう」とのお言葉が。

もちろん、居宅のケアマネの仕事がゆるく、簡単なはずがありません。でも、その男性ケアマネは、挫折した私の背中を押すために、あえて、そんな言い方をしたのです。

この一言が死ぬほど私の気持ちを楽にしてくれました。その気持ちが、ありがたくってぽろぽろ涙がこぼれました。もう化粧が涙ではがれ落ちるくらいに。そして、これをきっかけに、私は再びケアマネとして働く決意を固めたのです。

かずぴ
旦那さんと亀と、とある地方在住。お酒と映画と音楽をこよなく愛する50代。グループホームにて介護職と施設ケアマネを経験。その後、居宅ケアマネに。居宅ケアマネとしては6年目。

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