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介護アンケート

「介護ロボット」に対するケアマネジャーの意識調査

急速な高齢化の進行などにより介護ニーズが増加するなか、現場では介護従事者の身体的負担が問題となっています。厚生労働省は、高齢者の自立支援や介護従事者の負担軽減をはかるため、「介護ロボット」の開発を支援しています。
将来的に「介護ロボット」は介護現場へ導入が進んでいくと予測されますが、ケアマネジメント・オンラインでは、会員ケアマネジャーが「介護ロボット」についてどのように考えているのか調査を行いました。
調査は2015年1月20日~1月25日の間、ケアマネジメント・オンラインに登録しているケアマネジャーを対象に行い、584名から有効回答が得られました。
回答したケアマネジャーの勤務先として最も多かったのは「居宅介護支援事業所」383名(65.6%)でした。ケアマネジャーとしての業務経験は「10年以上」が169名(28.9%)で最も多く、以降、「7~9年」144名(24.7%)、「4~6年」109名(18.7%)と続きました。

86%のケアマネは介護ロボットの使用に前向き

介護現場で介護ロボットが使われることについて、「とても良いことだと思う」「どちらかといえば良いことだと思う」(以下、「良い」)と回答したケアマネジャーは501名(85.8%)にのぼりました。
一方、「どちらかといえば良いことではないと思う」「まったく良くないことだと思う」(以下、「良くない」)と回答した人は83名(14.2%)でした。

大多数が介護ロボットに「介護従事者の身体的負担の軽減」を期待

介護ロボットの使用について「良い」と回答したケアマネジャーにその理由を聞いたところ、「介護従事者の身体的負担が軽減できる」が445名(88.8%)で最も多く、以下に「人では難しい動作ができる」232名(46.3%)、「人手不足が解消できる」230名(45.9%)と続きました。

一方、「良くない」と回答したケアマネジャーは、その理由として「ロボットでは、人のようなキメ細やかなケアができない」が58名(69.9%)で最も多い結果となりました。以下には「誤操作、誤作動が起こる可能性があり、不安である」48名(57.8%)、「事故が起こったときの責任の所在があいまいになる」46名(55.4%)と続き、不測の事態への不安が強いことがうかがわれます。

現場で最も使用されている介護ロボットは「見守り支援」

厚生労働省は、介護ロボットの重点開発分野として「移乗介助機器(装着用・非装着用)」「移動支援機器(屋外型・屋内型)」「排泄支援機器」「入浴支援機器」「見守り支援機器(在宅介護型・施設介護型)」をあげています。
そのことをふまえ、担当している利用者のなかに、実際にこれらの介護ロボットを使用している人がいるかを聞いたところ、「在宅」で26名(4.5%)、「施設等」で45名(7.7%)の利用者が使用していました。「在宅」「施設等」ともに最も多かった介護ロボットは「見守り支援機器」(在宅18名、施設系35名)でした。

在宅生活を送るうえで、あったら便利な機能とは?

利用者が在宅生活を送るうえで、どのような機能をもつ介護ロボットがあると良いと思うか自由回答で聞いたところ、「移動・移乗の介助」「話し相手」「見守りと異常時の通報」の機能を求めるケアマネジャーが多く見受けられました。特に「移動・移乗の介助」と回答した人が多く、利用者の動きをサポートする際の身体的負担を感じている人が多いことがわかります。

介護ロボットの普及は「コスト」が課題

介護ロボットに対する考えを自由回答で聞いたところ、「コストが高い」「もっと安価であれば」と、コスト面を指摘する回答が多くみられました。
また、ロボットへの期待は高い一方で、介護はやはり人の手で行われるものであり、ロボットはあくまで補助的なものと考えている人が多いこともわかりました。補助的なロボットをいかに安価に提供できるかが、介護ロボットの普及のポイントとなるといえそうです。

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