

“ケアマネ芸人”、ノン老いる小林の介護・言いたい放題
突っ込みどころ満載改正、厚労省はジャ●アン?ケアマネはの●太?
- 2024/04/12 09:00 配信
- “ケアマネ芸人”、ノン老いる小林の介護・言いたい放題
- ノン老いる小林
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「ケアマネに笑いを」でおなじみ、“ケアマネ芸人”ノン老いる小林です!
介護保険制度改正の全ぼうが見えましたね。私は思わず、「突っ込みどころ満載改正じゃん!」 と叫んでしまいました。まるでケアマネがの●太で、厚労省がいじめっ子のジャ●アンに見えました!(ドラ●もん、助けて~!!)
今回は、そんな「突っ込みどころ満載改正」について言いたい放題しちゃいます。
予防支援と予防ケアマネジメントが別って…
今回の改正の大きな目玉と言っても過言ではないのが、居宅の介護予防支援の指定です。
この制度は、利用者さんが介護予防から要介護へ移行する際、書類上の手間を増やさずに支援を一本化するために始まると、誰かが言っていました。だから私も、「地域に根差したケアマネ事業所になるためには、地域の方の利益になる働きをするべきだ!大変だけど申請しよう!」と思っていたんです。
ですが…ふたを開けると、介護予防支援と介護予防ケアマネジメントの扱いが別!!介護予防ケアマネジメントの利用者は今までと変わらない!!なんじゃこりゃ!!(松田優作風)
あの~、厚労省さん、一言よろしいですか?こんなの、中途半端すぎるでしょ!!
介護予防支援と介護予防ケアマネジメントの扱いが別って…。「びっくりしたなぁ、もう」状態ですよ!
あの~、厚労省さん(本日2回目)、現場では、先月は介護予防支援だったけど、今月は福祉用具貸与を止めたので、介護予防ケアマネジメントの扱いになるケースもあるんです!!もっと言うと、そこを行ったり来たりする利用者さんもいるんです。
単価がちょびっと、もう一度言います、ほんのちょびっと上がっても、な~んも負担軽減にならないんですけど…。ってか、むしろ手間増えるわっ!!
あれ、あれれれれ???ノン老いる探偵のアンテナが反応しています!もしかして、この制度で得する人がいる?えっ!まさかまさかまさか…。今問題になっている裏●が動いてる、なんてことはありませんよね?絶対にないとは思いますが…。
ケアマネが超忙しいことは、厚労省さんの耳にも届いているはずなのに、こんな手間のかかる制度改正をしてケアマネを困らせるとは…。これはもう、いじめっ子ジャ●アン確定ですよ!の●太はもちろん、ケアマネです!
厚労省さん、よく覚えておいてください!の●太は頑張り屋で、諦めない子なんです!今のケアマネそのものですよ!目の前の利用者さんの幸せのために、いつでも最善の支援をする!それは、今後も変わることはありませんからっ!
予防の指定申請で役所から電話が…
介護予防支援の指定申請書、うちの地元では、3月15日までに出せば手数料ゼロ、それ以降は有料になるとのこと。迷って市役所の担当者に聞いたら、「出すだけ出して判断したらどうですか?」と言われたので、とりあえず申請書を出したんです。
そしたら、その担当者から電話があって、 「申請書、確認しました。介護予防の受け付け、断れなくなりますけど…大丈夫ですか?」と。
ええ、知ってますとも、断れないことぐらい!でも、なんでわざわざ電話で確認してくるの??行政からそんなこと言われたら、現場はおびえますっ!
電話を受けながら、私は想像しました。毎日、事務所の電話が相談で鳴りっ放し…。担当件数の上限の計算は面倒になるわ、書類の整理は増えるわ、スタッフのため息は激増するわ、さらにさらに、運営指導(実施指導)の際、本当に断ってないかどうかの確認もしなきゃいけない…。
あれこれ考えた末、私は電話口で言いました。「申請、取り下げます…」と。こうして地域からまた1つ、介護予防支援事業所がなくなったのでした…。
報酬改定だけ?法改正も6月施行に!
今回、報酬改定の実施時期は、サービスによっては6月となります。
えっ!そんなことができるんなら、法改正も6月施行にしてくださいよっ!!
介護業界は女性が多いんです。良き妻、良き母、良きケアマネと、1人で何役もこなしながら、一生懸命働いています。ただでさえ、毎日ご飯作ったり、掃除・洗濯をしたり、買い物をしたり…それだけでも忙しいのに、法改正のある4月は、まさに地獄の1カ月と言っていいでしょう。
お子さんがいる良き母は、入学式や進級の準備で大忙しだし、異動のある法人で働く良きケアマネさんは、引き継ぎなどの準備で大忙しだし、4月は日本人の心とも言えるお花見もしないといけない!
行政や警察も4月異動や9月異動、中には6月転勤なんてものもあるんだとか!?ジャ●アン厚労省さん、ケアマネをいじめる制度設計ばかりしないで、現場最優先の制度改正をお願いしますよっ!!

- ノン老いる小林
- 1964年静岡市生まれ。大学卒業後、高校の英語教師として働いていたが、40歳という人生の節目を間近に控えた38歳の時、介護保険制度の創設を好機と捉えて転職。その後、介護施設を中心に経営支援などを行う。2013年にケアマネジャー、19年に主任ケアマネジャー取得。現在、静岡市内で居宅介護支援事業所「ケアプランはるな」を運営する株式会社はるな代表取締役。介護技能実習評価試験評価者のほか、セーフティマネジメントなど介護研修の講師も務めている。東京演芸協会理事。出演情報は同協会のホームページ。
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