セミナーレポート VOL.3
ダスキンヘルスレント出展の「バリアフリー枚方2023」をレポート(前編)
2023年11月16日(木)、枚方市福祉用具貸与事業所連絡協議会が主催し、ダスキンヘルスレント枚方ステーションも出展する福祉用具展示会「バリアフリー枚方2023」が開催され、平日にもかかわらず多くの来場者を集めました。本イベントにはどんな意義があり、福祉用具貸与事業所はどんな意気込みで臨んでいるのでしょうか。ダスキンヘルスレント枚方ステーション店長であり、枚方市福祉用具貸与事業所連絡協議会の会長も務めている伊藤優凛さんに伺います。
本イベントの舞台は、大阪府枚方市の「輝きプラザきらら」。元は大学の本部棟だったという立派な公共複合施設の7階フロアに30社近くもの出展メーカーがさまざまな福祉用具を並べ、来場者にアピールしていました。
会場となった「輝きプラザきらら」(大阪府枚方市)
「枚方市の人口は約40万人弱、そのうち65歳以上が約10万人であり、ざっと4人に1人が高齢者ということになります。そうした情勢の中で、市の介護保険課やケアマネジャーの皆さん、もちろんわれわれ福祉用具貸与事業所を含めて、介護に力を入れていこう、みんなで盛り上げていこうという機運が高まっていることを肌で感じています」(伊藤さん)。
主催者側の会長と出展者側の店長という二足の草鞋を履く伊藤優凛さん
枚方市福祉用具貸与事業所連絡協議会は、同市の福祉用具貸与事業所約20社を会員として立ち上がり、業界内の意見交換や他の関連団体(枚方市介護支援専門員連絡協議会など)と連携するプラットフォームになっています。そして、従来は同協議会内の勉強会的位置付けだったイベントを発展させ、初めて外部公開したのが「バリアフリー枚方2023」です。
「福祉用具の展示会というと、やはり大規模な国際展示場で開かれるものを思い浮かべる方が多いですが、仕事で忙しい中で遠くまで出かけられない方もたくさんいらっしゃる。ケアマネジャーさんなどには、地元にいながらにして多種多様な最新製品をチェックしていただけるメリットがあります」(伊藤さん)
ベッド、マットレス、入浴・トイレ関連用具、手すり、歩行器、徘徊センサーなどを扱うメーカー各社が多数集まり、それぞれのスタッフが熱を込めて来場者に説明しています。製品を自分の目で見て、実際に触ったり動かしたりしてこそ、ケアマネジャーも自信を持ってご利用者様にお勧めできるというものでしょう。
展示場の様子。フロアには多くの人が詰めかけ、熱気がこもっていた
出展者ごとに工夫を凝らした展示も見どころ
「展示会では、こちらから製品の特長を説明するだけでなく、来場者から直接、製品に関するご意見を頂くこともあります。メーカーさんも、われわれ福祉用具貸与事業者も、常日頃から磨いている製品知識や提案力を総動員し、プロ意識を持って来場者の皆さんと相対しています」(伊藤さん)
ダスキンヘルスレントのコーナーを含め、会場全体の様子は後編でお届けします。
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